勝手にしやがれ(A Bout de Souffle) 監督 ジャン=リュック・ゴダール いままで観た映画の中でもいちばん好き 切羽詰った状況でもゆるい雰囲気で、どこのシーンを切り取ってもすてき ギリギリのきざっぷりでぽんと放たれる台詞やちょうどよくさりげない映像は狙ってつくれるものじゃない
the brown bunny 監督 ヴィンセント・ギャロ ひとりの男のほんのちょっとの妄想 妄想はひとりきりでする それをのぞきみる人もひとりきりでのぞきみる 壁の裏側で映画の音声だけききながらいつも妄想をしていたあの少年と ヴィンセント・ギャロの姿が重なる
沙羅双樹 監督 河瀬直美 さいしょっからさいごまでまるで肌にふれているみたいに映像から体温を感じる ちょっと汗ばんでいたり やさしかったり 決して拒まない それにしても生瀬勝久はほんとうに素敵なひとだ わたしには 人をおもいやったり慈しんだりする気持ちがちゃんとそなわっているだろうか
女と男のいる舗道(VIVRE SA VIE) 監督 ジャン=リュック・ゴダール アンナ・カリーナがふと見せるかなしみの表情がいたいくらいに印象に残った映画 哲学的ななぞかけをところどころに散りばめていたり するどい刃物でばさっと切ったように結末を置いて行ったり わたし好みのゴダール手法がふんだんに使われている作品